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2008年 モンゴル旅行記5

モンゴル旅行記>>>No.1 2 3 4 5 6 7 8  
 今日は4泊したビンデルを朝8時に出発して、ウランバートルの方向に向かい、来たときより南周りで、フドゥーアラルというところに行きます。距離は約300キロ。朝8時に車に荷物を載せていると16歳の女の子が一人で私たちを見送りにやってきました。見送りにはキャンプ場のメイン・スタッフは数人いたのですがアルバイトの高校生は彼女だけでした。そして気がついたら彼女の彼氏もいつの間にか近くに来ていましたけど。
で、キャンプ場ゲートでもう一度記念撮影をして別れを告げました。フドゥーアラル・キャンプ地には午後の4時頃着きました。ここは日本語教育をメインにした大学が経営しているということでした。日本語コースの大学生が日本語の実践を兼ねてアルバイトをしているとのこと。
一休みして、ここのキャンプ場から歩いて15分の所に小さな湖があり歩いていくことにしました。モンゴル人の言う時間は当てにならないので、「本当に15分かなぁ?」と疑いながら歩いたら、10分ぐらいで湖の傍まで着きました。あらら、本当に15分だった!
湖は鉄分で赤い色をしていました。何人かが泳いでいたので、「こんな赤い色をしている水の中でよく泳げるなぁ?」と思ったのですが、後で聞くとここは病気を治す湖とのことで滞在型の治療保養施設なんですね。水に含まれるいろんなミネラルが効果的なのでしょう。
湖の監視員に、「アイスクリームを売っている店はありますか?」と聞いてみたら、あるということなので湖に隣接している村に向かいました。
で、「ハッピー!」、アイスクリームを食べることが出来ました。ちなみにアイスクリームはモンゴル発祥とのことでした。
それからキャンプ地に帰り、夕食の7時まで一休みしました。明日早めにウランバートルに着くために、夕食が終わってから明日の朝、行く予定の場所に今日の内に行くことになりました。元記者はゲルでお休みで。向かった草原はひたすら何も無い、東京23区がすっぽり入るほどの平べったい草原でした。日本人から見ると、「こんな広さを何にも使わずに勿体ない!」でした。草が少ないので遊牧民も家畜もほとんどいませんでした。
ひたすら何も無い広さの中で運転手は目的地の道が分からずに、かすかに住んでいる遊牧民を捜して、元朝秘史を書き終えたという場所の碑とモンゴル歴史博物館にたどり着きました。大草原にぽつりと小さな博物館が建っていました。もう8時半ぐらいだったので暗くなっていました。メインの説明員はもういないということでしたが博物館に住み込んでいる人が一生懸命説明してくれました。
  それから聖水の出る井戸に向かいました。この聖水は夜は取ってはいけないという規則があるそうなのですがそこに向かいました。小さな小屋がありその中に井戸があるようなのですが鍵がかかっていました。運転手が鍵を開けて貰うべく管理人の家に車で向かいました。30分ぐらいして戻ってきました。
「日本人がはるばる来ているのだから鍵を開けてくれ」と頼み込んだのでしょう。子どもが嫌そうな顔をしながら鍵を開けてくれて、水をホースから出してくれました。この水を一年に一度、それを2〜3年続けて飲むと病気が治るということでした。少しボトルに入った段階で飲んでみました。「何、これ!」とビックリして吐き出しました。そしてもう一度飲んでみました。なっ、なんと!!完璧なソーダ水でした。まさか!天然の水の中にこんなソーダ水があるとは!鉄分を含んだミネラルいっぱいの甘くないソーダ水ということですね。
天然のソーダ水があるとは知識では知っていましたが、まさか、こんな完璧なソーダ水とは!世の中には不思議なものがあるものだ。身体がビックリして病気が治るのかも?海外では日本人には合わないですが炭酸水のミネラルウォーターが売られています。その原点はこういうところにあるのかも知れませんね。ボトルに入れましたが早く飲んでくれということなので日本には持って帰りませんでした。 水の長期保存は出来ないのでしょう。炭酸も抜けるし。モンゴル・ウォッカに混ぜて飲むとなかなかいけるということでした。そしてキャンプ地に帰りました。
  キャンプ場の公衆トイレから水が出ないので係の人が水を用意している間に、トイレの前で一緒に待っていた英語の通訳のモンゴル人女性と知り合いになりました。「私は今回でモンゴル5回目です」と言ったら、「モンゴルに5回目も来ていて、どうしてモンゴル語が話せないんですか?」言われてしまいました。彼女は海外に行ったことが無いというのに完璧な発音の美しい英語を話していました。「どうして海外に行ったことが無くてそんなに完璧な英語が話せるんですか?」と質問したら、「モンゴル人は7つの声の発声が出来るのでその国の言葉に合った発声を選んで話すので外国語をマスターするのは難しくない」と言いました。それは初耳でしたが何となく納得ですね。そういえば、前日まで滞在したキャンプ場で4年間父親に付いて日本に住んでいたという16歳の男の子と知り合いになりました。たった4年で完璧な日本語というより完璧な学校の体育会系サッカークラブ少年の言葉遣いに、歩き方、身体の揺らし方、態度に笑ってしまいました。彼は顔もかっこよくてジャニーズ系で、スポーツマンで、「おまえ、もてただろう?モンゴルに帰るとき女の子に泣かれただろう?」と聞いたら、「いえいえそんなことはありません・・・ちょっとだけ」と笑いながら言っていました。モンゴルで高校を卒業したら日本の大学に留学すると言っていました。あんなにかっこいいモンゴル人が日本に来ると日本の女の子はイチコロだな。それにしてもどうしてたった4年間であんなに完璧な日本サッカー少年になれるのだろう?言葉も、態度も。モンゴル人、恐るべし!ですね。モンゴル人のテレパシー力については以前書いたことがありますが、今回一緒だった元記者も、「モンゴル人には嘘はつけない。嘘を言っているということが完璧にばれてしまう」と言っていました。
そして明日はウランバートル、デパートでショッピングしてホテルで夕食をして一路羽田へ、という流れでした。・・・・・・・これで今回の旅行記おっしまい、きっと・・・・・
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